突然ですが、あなたはゲームが好きですか?
スマホゲーム、テレビゲーム、カードゲーム……種類はなんでもいいです。一度やり始めたら「あれ、もうこんな時間!?」ってなった経験、きっと一度はありますよね。
ゲームってなんでこんなに面白いんでしょう?なんでやめられないんでしょう?
実はこれ、ちゃんと理由があるんです。
ゲームは「もうちょっとでクリアできそう!」という絶妙なラインを保ちながら、プレイヤーの感情を上手に刺激するように作られています。ステージをクリアすると「やった!」って気持ちよくなる。でも次のステージはちょっと難しい。「うーん、もう一回!」ってなる。その繰り返しで、気づいたら何時間も経っている……。
これって、ゲームが上手に「報酬」と「挑戦」のバランスを取っているからなんですね。
では、ここで一つ質問です。
もしこの「ゲームの仕組み」を、仕事や恋愛に使えたら、どうなると思いますか?
人生の「めんどくさいこと」、全部ゲームにしちゃおう
正直に言います。仕事って、しんどいですよね。恋愛って、うまくいかなくて落ち込むことありますよね。毎日の生活の中に「これ、どうしたらいいんだろう……」って悩むことが山ほどある。
でも、ちょっと待ってください。
その「しんどいこと」や「うまくいかないこと」を、ゲームのステージだと思ったらどうでしょう?
むずかしいステージがあるから、ゲームは面白い。ボスキャラが強いから、倒したときに達成感がある。ゲームで「簡単すぎてつまらない」ってなったことありませんか?それと同じで、人生も「壁があるからこそ」乗り越えたときに最高に気持ちいいんです。
これが「ゲーム思考」です。
難しいことに直面したとき、落ち込んだり逃げたりするんじゃなくて、「よし、このステージをどうクリアしようか?」と考えるクセをつける。それだけで、毎日がちょっとだけ変わってきます。
嫌な上司は「ラスボス」だと思えばいい
たとえば、こんな状況を想像してみてください。
職場に、ものすごく苦手な上司がいます。毎朝会うたびにテンションが下がる。何を言っても否定される。こっちが正しいのに、なぜか怒られる。もう顔も見たくない……。
こういう状況、リアルに経験したことがある人、多いんじゃないでしょうか。
さあ、ここでゲーム思考の登場です。
その上司を「ゲームのボスキャラ」だと思ってみてください。
ラスボスって、最初は絶対に勝てません。何度やられても、また立ち向かう。「どうやったら攻略できるだろう?」と作戦を考える。「あのパターンのときはこうすれば避けられるぞ」と学んでいく。それがゲームの醍醐味ですよね。
上司も同じです。
「あの上司、今日は機嫌が悪いな。こういうときはどう対応すれば被害が少ないかな?」 「直接言っても聞かないから、別のルートで話を通してみようか」 「ニコニコしながら話を聞いてるふりをして、実際には全スルーするテクニックを磨こう」
ちょっとゲームっぽく聞こえてきませんか?
実際、こういう「攻略法を考える」という視点を持つだけで、不思議と気持ちがラクになるんです。「あいつのせいで自分がダメになっていく」という感覚から、「このボスをいかに攻略するか、自分が試されている」という感覚に変わる。
主人公は、いつでもあなたです。

恋愛は最高のRPGだ
次は恋愛の話をしましょう。
好きな人がいる。でもなかなか距離が縮まらない。どう声をかけたらいいか分からない。アプローチしてもうまくいかない。失恋した……。
恋愛って、ものすごくドキドキするけど、ものすごく落ち込むこともあるやつですよね。
でもこれ、RPG(ロールプレイングゲーム)だと思ったらどうでしょう?
RPGって、最初から強い武器を持っていませんよね。小さなクエストをこなしながら、少しずつ経験値を積んで、アイテムを集めて、だんだん強くなっていく。途中でやられても、また立ち上がって挑戦する。
恋愛も同じです。
「どんな話題から会話を始めようか?」→ これはコミュニケーションスキルを上げるクエストです。
「ちょっと勇気を出して、ランチに誘ってみよう」→ これは「初めてのダンジョン攻略」です。
「うまくいかなかったけど、なんでだろう?次はどうしよう」→ これは「ボスに負けたあとの作戦会議」です。
うまくいかないことが続いたとき、ゲームだったら「くそー、もう一回!」ってなりますよね。それと同じ気持ちで恋愛に向き合えたら、失敗しても「経験値ゲットした!」と思えるかもしれない。
なにより、「攻略できない相手」ほど、落としたときの達成感は最高なんです。ゲームで超むずかしいボスを倒したときの、あのガッツポーズ。恋愛でも同じことが起きます。
真面目な人ほど、ゲーム思考が効く
ここで少し、大事な話をします。
真面目な人って、本当にすごいと思うんです。一生懸命に物事に取り組んで、手を抜かない。責任感が強い。きちんとやり遂げようとする。これって、本来ものすごく素晴らしいことです。
でも、真面目であることの「落とし穴」があります。
それは、うまくいかないとき、全部自分のせいだと思ってしまうことです。
「もっとちゃんとやらなきゃいけなかった」 「私の努力が足りなかった」 「なんで自分はこんなにダメなんだろう」
こういう思考のループにはまってしまう人、多いんじゃないでしょうか。
でも、ゲームでボスに負けたとき「私はなんてダメなプレイヤーなんだ……」って本気で落ち込む人、あまりいませんよね。「くそ、もう一回挑戦する!」「どこで攻撃をよければよかったんだろう?」って、わりとポジティブに次の作戦を考えますよね。
これなんです。
真面目な人ほど、うまくいかないことを「自分の失敗」として深く受け止めすぎてしまう。でも「これはゲームのステージを攻略中なんだ」と思えたら、同じ状況でも気持ちの持ちようがまったく違ってくる。
失敗は「ゲームオーバー」じゃなくて、「ステージ途中のセーブポイント」です。
また続きから挑戦できる。そうやって少しずつ前に進んでいけばいい。

ゲーム思考の3つのコツ
最後に、ゲーム思考を日常で使うための3つのコツをまとめます。
その1:困ったことに「クエスト名」をつける
「嫌な上司との関係を改善する」→「ボスキャラ攻略クエスト」 「好きな人に告白する」→「ラブストーリーメインクエスト」 「苦手な仕事をこなす」→「スキルアップサブクエスト」
名前をつけるだけで、なんとなく「攻略しなきゃ!」という気持ちが湧いてきます。
その2:失敗を「経験値」だと思う
ゲームでは、失敗するたびに少しずつ上手くなりますよね。現実も同じです。うまくいかなかったことは、次に活かせる「経験値」。失敗のたびに「+経験値!」と心の中で思ってみてください。
その3:小さなクリアを積み重ねる
大きな目標だけを見ていると、遠すぎてやる気が出なくなります。ゲームでも、小さなクエストをクリアしながら少しずつ強くなっていきますよね。「今日はこれだけできた!」という小さな達成感を大切にしましょう。
人生は、長くて複雑なゲームです。
ステージが難しいこともある。何度やってもクリアできないこともある。でも、そのゲームの主人公はあなただけです。誰かに操作されるんじゃなくて、あなたが自分でコントローラーを握っている。
さあ、今日からあなたの人生ゲームを、もっと楽しんでいきましょう。
それでは、良い一日を!


